人型ロボットが2足歩行するホンダのASIMOを覚えていますか?
かなり昔のことで、25年ほど前になります。
AIが進化したことで、人型ロボットは飛躍的な発展があります。
AI(人工知能)の進化の鍵は、学習にあり、どのような形で学習させるか、
50年ほどの間色々な試みがなされてきました。OPEN AIが一昨年公開したLLMによる
生成AIで状況が変わり、多様なLLMが開発されています。学習も材料を与えることで
AIが相互作用して学習を進める。学習の結果が7000億パラメータ
(解析/生成のベース)まで到達しています。
この方法は人型ロボットへ展開できます。このような状況で簡単な家事を手伝う
人型ロボットは開発されており、2年以内に発売されそうです。
今主流のLLM方式で人型ロボットは進化するとしたら、取り巻く環境/状況を
パラメーター化して蓄積する必要があります。そうすると50倍、100倍の
パラメータへと膨らみます。そうなるとコンピュータの能力問題が生じます。
それで、実現不可能かと言うと、そうでもありません。量子コンピュータの開発も進んでおり、能力問題は対応出来る。少し時間がかかりますが、平均的な人以上の知識を持つ人型ロボットが早ければ5年程度で実現するかもしれません。
普及には、多様な個別ストリー対応、ネットワークの高速且つ安定化なども必要で、10年以上先になると考えています。