生成AI活用で停滞から脱却⑤ UX/UI

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④で設定したストリーマッピングの枠組のもとでグループワークを実施して
以下のような整理がされた。
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ストリーマッピングしてみると、幾つかの注目点が出てきた。
1)回転レーンでの提供を廃止する
2)受付票を発行した後は注文や天呼び出し等をタブレット経由とする
この2点で今までと大きな違いが生じる。
新方式へ移行するには、新たな心配事(課題)も想定できる。例えば、
注文集中に厨房が対応できるか、提供に時間を短縮できるか、タブレット等の
使い易さ、誰でも扱えるようにするなどについて対応策が不可欠となる。
店員との関わりが少なくなり、おもてなしや感謝を伝える方法も大切である。

ここで作成した新たなユーザーストリーの課題の発見や詳細化にもAIの助力が
有効である。
新しいユーザーストリーをAIに投げかけ、サービス効率やユーザー満足度の検証にも
AIを活用できる。使い易いタブレットのアイデアや新方式をアピールする方法など、
色々な局面でAIを利用することが可能である。
AIを利用しないグループワークと比べると、短時間で検討や計画、導入が可能となる。

回転レーンで提供廃止した回転寿司チェーンもあるようなので、実体験し、
改善点を見つける試みをして下さい。現時点でAIは助力であって、取り組み人が
主役です。

凍てつく朝の散歩

連日の寒さが続く中でも、今日の朝は気温が低い。
川の水面や池も氷が張っている。空は青い、深い青である。
氷の張り具合を見ながら九十九川辺りを歩く、何人ものセニア達が歩いている。
市をあげて健康増進の取り組みとして”歩け歩け”運動を行っているが、市民へ
浸透してきている。早朝からゲートボールを楽しむグループもいます。
喧騒とした社会情勢など忘れてしまうほど長閑な情景である。

生成AI活用で停滞から脱却④ UX/UI

タブレット導入など、UXが変化している回転寿司店を事例として考えてみる。
取り組みの前提とする目的、目標及び具体的課題が明確で実行プロジェクトが
承認され、リダー及びチームメンバーが選定されプロジェクトが開始される。

現状把握や問題点や改善のポイントを見つけ出す事とし、ユーザーストリーマッピングに取り組む。ユーザーストリー抽出が進まない。グループワークはファシリテーターを
必要とする。ファシリテーターを用意できないのでAIでユーザーストリーの
テンプレート(たたき台)を作成する。gimini(google無料利用可能)を使って見る。
”回転寿司レストランにおける顧客の時系列ストーリー”を質問として投げかける。

回転寿司レストランにおける顧客の時系列ストーリー例

来店前

  • (欲求):
    • 今日は美味しいお寿司が食べたいな。
    • 家族みんなで楽しめる食事に行きたい。
    • 最近オープンした回転寿司レストランが気になる。
  • (情報収集):
    • インターネットで近くの回転寿司レストランを検索。
    • レビューサイトで評判やメニューをチェック。
    • お得なクーポンやキャンペーン情報を探す。
  • (意思決定):
    • 家族と相談して、行くお店を決定。
    • 予約可能か確認し、必要であれば予約する。
    • アクセス方法や駐車場情報を調べる。

来店時

  • (到着):*
    • レストランに到着し、受付で名前を伝える。
    • 案内された席に座る。
    • 注文方法やシステムの説明を受ける。
  • (注文):*
    • 回転レーンを眺めながら、食べたいお寿司を選ぶ。
    • タッチパネルでサイドメニューや飲み物を注文する。
    • おすすめメニューや期間限定メニューをチェックする。
  • (食事):*
    • 好きなお寿司を手に取り、味わう。
    • 家族や友人と会話を楽しみながら食事をする。
    • 色々な種類のお寿司を試してみる。

食事後

  • (支払い):*
    • 伝票を持ってレジへ行き、会計をする。
    • クレジットカードや電子マネーで支払う。
    • ポイントカードやクーポンを利用する。
  • (満足):*
    • 美味しいお寿司を堪能し、満足する。
    • 家族や友人との楽しい時間を過ごす。
    • また来たいと思い、お店を出る。

帰宅後

  • (感想):*
    • 食べたお寿司の写真をSNSにアップする。
    • 家族や友人と食事の感想を語り合う。
    • 次回行く時のために、お店の情報を保存する。

その他

  • 誕生日や記念日など、特別な日に利用する。
  • 一人でゆっくり食事を楽しみたい時に利用する。
  • 持ち帰り寿司を注文して、自宅で楽しむ。

ポイント

  • 上記はあくまで一例であり、顧客の状況やニーズによってストーリーは異なる。
  • 回転寿司レストランは、手軽に寿司を楽しめるだけでなく、様々な利用シーンに対応できる点が魅力。
  • 顧客は、味だけでなく、店の雰囲気やサービス、価格なども総合的に評価する。

このたたき台をもとにして、デスカッションや自らの発見をマッピングするための
枠組みを作成し、グループワークを進めることにする。

<設定したストーリーマッピングの枠組み>

1)受付
2)案内を待つ
3)テーブルが指定され席に着く、注文等タブレットの説明を受ける
4)箸やお茶を準備する
5)注文/回転テーブルから好みをとる
6)食べる 食べ終わって再度注文や選択
7)食事の終了を伝える(店員またはタブレット)
8)支払い伝票を受け取る
9)支払い(レジ又は自動精算)

AIの提示を利用することでグループワークも進捗する。ファシリテータなしでも
展開できそうである。

生成AI活用で停滞から脱却③ UX/UI

UX/UIの取り組みは、顧客経験の圧倒的な向上する目的で実行するので一様な方法は
ない。多様な事業があり、多様な顧客がいることから、個々の取り組みには明確な
目的、目標、具体的な課題が設定されることが必要である。

実行に当たり、組織が取組を認定すること、権限を付託したリダー及び組織横断的な
体制がなければ成功しない。
取り組みには、現場、現実、現物に即して進めることが肝要であり、第三者へ委託して
導入しても成功は望めない。

現場の感覚や新技術や手法なども必要なので、展開はグループワークが必要です。
グループワークを展開するのは難しく、検討を進めるドラフト的なものが必要と
考えています。取り組みの全体を概要図にしてみました。


近年では多くの店でタブレットが導入されておる飲食業を例に挙げて事例として扱います。UXの変化が生じています。