昨日の夜から深夜まで、2回目の雪が来ました。
またまた造語です。 ”予防的通行止め”と称して、雪が降る前から、積雪もないのに
高速道路が通行止めになってしまいました。この件は、仮想世界と実世界の境目が
無くなった感じがして大変気になります。
さて、人工知能から物理的な出力へ得るには、物的な出力を生む機能を介する
ことになります。そうです、ロボットです。今までのロボットは工場の
自動化ロボットであり、掃除をするルンバや医療の手術ロボットなど全てが単機能で
定められた出力です。
AIと融合するロボットは、汎用的で多様な出力を生み出すことになります。
工場の作業者ロボット、家事や介護ロボット、いわゆるヒューマノイドロボットが
一年以内に現れると思います。人と同じ空間で機能するヒューマノイドロボットは
人と同じ道具を共用することができます。
家事ロボットを例にとって考えて見ましょう。掃除をするときは掃除機を使い、洗濯では洗濯機を使います。ネット通販で買い物をするときは、スマートホンかPCを使うのでしょうか。掃除機や洗濯機も沢山の種類があり操作に戸惑いますが、ロボットは
使えるのでしょうか。ロボットなら其々の機器のマイコンを直接操作するのが
妥当です。既存の機器はマイコンを直接操作する接点を保持していません。
ヒューマノイドロボットは間も無く登場します。人間が操作するよう作られた機器を
ロボットが扱うのは難しい。機器のマイコンを操作する接点を定めて、今から実装して
置くのが良いように考えます。そのためには、操作のプロトコルの標準が出来て
機器メーカーが実装する必要があります。
人間とロボットが同じ空間で行動するには、人に向いた接点(インタフェース)と
ロボットに向いた接点が存在することが当たり前のことになる。社会の課題として
ロボットの接点(プロトコルの標準)を開発すること、機器メーカーが徐々に実装することがあります。
別な課題もあります。汎用的なロボット(ヒューマノイドロボットなど)の
素性や機能を標準的な表現でロボットへ搭載し、必要に応じて参照できるようにする。バージョンアップ、行動記録、・・・も同様です。
AIの物理的な出力を社会で有効に利用するには、プロトコル標準や汎用ロボットの素性や行動記録等の標準的表現方法を開発する。そのための協議会が必要となります。
デファクトスタンダードでも良いが、議論の俎上に載ることを期待する。